福山ブルガリア協会ニュース


ラチェザール・コストフ演奏会 ───福山平成大学教養講座
15/07/2010

 2010年7月15日(木)福山平成大学の第3回教養講座でブルガリア出身のチェロリスト、ラチェザール・コストフさんがピアニストの清水愛さんと演奏会を行います。「心の旅路コンサート」と題したチェロ&ピアノ演奏会です。時間は13時45分から15時5分まで。場所は福山平成大学7号館大講義室。
聴講は一般の方も可能です。事前に福山平成大学の教務課にお申し込みください。TEL084-972-5001
講演をするトドロフ大使
ラチェザール・コストフ Lachezar Kostov
●プロフィール
1981 年ブルガリア共和国、プロヴデイフで生まれる。5歳でチェロを始め、12歳で初リサイタル。14歳の時オーケストラデビュー。プロヴデイフ音楽学校交響楽団のソリストとしてヨーロッパ中で活躍。音楽学校卒業前に、ソフィア国際音楽コンクール"ヤング、ミュージック、タレント1999"優勝。数々のブルガリ ア、オーケストラと共演。1999年、国立ソフィアアカデミーに入学し、B.カラカノフ教授に師事。4年後、国際コンクール"ミュージック、アンド、エース"でグランプリ。オーストリアコンクール1位。ブルガリア文化庁、"クリスタル、リア賞"受賞。多くのオーケストラ、室内楽演奏会開演。評論家、愛好家に注目されるようになる。
2001年、2002年、ゼメリング音楽祭に参加し、著名なハンガリーのチェリスト、チャバ、オンツァイ氏に学ぶ。ドイツ"ロシアの日々"音楽祭では、ロシアのダヴィッド、グリゴリン教授に師事する幸機を得る。
2004年アメリカ、ノースキャロライナ芸術学校のフルスカラシップを得、イスラエルのチェリスト、ズヴィ、プレッサーのもと研鑽。修士号を取得。その後、ノースキャロライナ芸術学校コンチェルト、コンペテイッション優勝。
2006年、テキサス州、アメリカ国立教師協会主催コンペテイッションにて全米各地より参加者の60名中、最終審査で優勝。
2006年、イェール音楽学校入学。著名なチェリスト、アルド、パリソ教授に師事。"ブルガリアの宝"財団主催のリサイタルを含め、度々ニューヨーク、カーネギーホールで演奏。2005年、2006年、マサチューセッツ州、タングルウッド音楽センターのフェローシップを受け、名高いジェイムズ、レバイン、ヨーヨーマ、ベルナルド、ハイテインク、クルト、マズアト等と共演する機会に恵まれた。
翌年には、タングルウッド所属の弦楽四重奏団"FROMM PLAYERS"に招かれ、20,21世紀の現代音楽のみ演奏し、国際的に活躍の作曲家エレン、ズイリッチやジョン、ハルビソンとコラボレーション。
2005年、日本で清水愛と親しいコラボレーションを始める。初共演は、"名古屋エキスポ2006"。
2008年、チェリスト清水勝雄メモリアル"心の旅コンサート"に招かれ、清水愛と東京北区北とぴあ、静岡県島田市にて、初チェロリサイタル出演。その大好評が、2009年再度、静岡県島田市、愛知県旭市も加えての演奏会が即実現する。2008年には古谷誠一氏指揮の下、立川市、日野市にてもオーケストラとの共演があり、三谷温ピアニストとのコンサートも開かれ、日本での益々の活躍が期待される。
2009年の来日前に、在米演奏活動として、ナクソス社より彼の初アルバム、ニコライ、ロスタヴェッツの"チェロとピアノ音楽全集"と彼がチェロの為に編曲した"ヴィオラの為のソナタ(1926)"が含まれている。
2009年3月、カーネギーホールで正式リサイタルデビュー。
2010年1月、議会図書館及びケネデイーセンターでのコンサートに出演。その上、イェール音楽学校に招かれ、カーネギーホールで再度の演奏が予定された。
2010年10月、ドイツにてコンサートシリーズを演奏予定。現在、アメリカテキサス州、ライス大学でドクターコース在学中。演奏家、教育者としてもまれな29歳の青年。(2010年7月現在)
ライス大学は「南のハーバード」という異名を持ち、ノーベル化学賞、物理学賞受賞者を輩出、ジョージ・ブッシュ元米国大統領も教授を務め、土井宇宙飛行士もこの大学の大学院を卒業している。
 
ピアニスト 清水愛
清水愛 Ai Shimizu